特定非営利活動法人 日本スポーツ栄養学会の設立趣旨
スポーツ栄養とは、競技スポーツから健康運動や歩行などのありとあらゆる身体活動に伴うエネルギー、栄養素、水分等の必要量の増加に対応するための知識を集結させた分野である。生活習慣病の予防のために、1に運動、2に食事といわれるように身体活動時における栄養摂取に大きな関心を得ている。また、子どもの遊びやスポーツから高齢者の余暇活動まで、国民の健康の維持・増進のために必須の分野である。
しかし、スポーツ栄養というと健康食品やサプリメントの利用を進める分野であると間違った認識をもたれていることが多い。これは、日本において正確なスポーツ栄養に関する情報提供先が確立されていないこと、スポーツ栄養の知識を有した管理栄養士・栄養士・スポーツに携わる専門家の数が少ないことが原因と考えられる。
この問題について、スポーツ栄養に関する情報等を取りまとめ、スポーツ栄養の知識を有した専門家の育成を図り、国民に正確な情報や知識を提供できる団体が必要であると考える。
そこで、広く一般市民を対象として、スポーツ栄養学領域における研究の促進と情報交換を図ること、スポーツ栄養に関する高い専門性を有した管理栄養士、栄養士及びスポーツに携わる専門家の教育・養成を図ることにより、スポーツ栄養学を進歩・普及させ、選手の競技力向上、国民の健康増進、スポーツの発展に寄与するという目的を達成するために設立した。
目的
本学会は、広く一般市民を対象として、スポーツ栄養学に関する情報提供、スポーツ栄養学領域における研究の促進と情報交換を行うとともにスポーツ栄養学に関する高い専門性を有した管理栄養士、栄養士及びスポーツに携わる専門家の教育・養成を図ることにより、スポーツ栄養学の進歩・普及や、選手の競技力向上をはかり、もって国民の健康増進、スポーツの発展に寄与することを目的としています。
学会の歴史
沿革
- 2004年10月20日
- 第51回日本栄養改善学会自由集会にて「日本スポーツ栄養研究会」を設立
- 2005年3月19日
- 国立スポーツ科学センターにて第1回全国研修会を開催
- 2005年3月20日
- 女子栄養大学 松柏軒にて、第1回全国会議を開催
- 2006年7月1〜2日
- 女子栄養大学(東京・駒込キャンパス)第2回全国研修会を開催
- 2007年6月21日
- 「特定非営利活動法人 日本スポーツ栄養研究会」として東京都により認可
- 2008年6月
- (財)日本スポーツ協会と(社)日本栄養士会の共同認定資格
「公認スポーツ栄養士」養成を開始 - 2013年12月6日
- 「特定非営利活動法人 日本スポーツ栄養学会」として東京都より認証
歴代会長
期 間 | 会 長 | ||
---|---|---|---|
日本スポーツ栄養 研究会 |
2004年10月20日〜2007年7月6日 | 田口 素子 | |
NPO法人 日本スポーツ栄養 研究会 |
2007年7月7日〜2009年7月10日 | 田口 素子 | |
2009年7月11日〜2011年7月1日 | 鈴木 志保子 | ||
2011年7月2日〜2013年7月5日 | 鈴木 志保子 | 再任 | |
NPO法人 日本スポーツ栄養学会 |
2013年7月6日〜2015年7月4日 | 鈴木 志保子 | 再任 |
2015年7月5日〜2017年8月19日 | 髙田 和子 | ||
2017年8月20日〜2019年8月23日 | 髙田 和子 | 再任 | |
2019年8月24日~2021年8月31日 | 木村 典代 | ||
2021年9月1日~2023年8月31日 | 木村 典代 | 再任 | |
2023年9月1日~2025年8月31日 | 柳沢 香絵 |
歴代大会・大会長
回 | 開催地 | 大会長(所属) | 開催年 | 会 期 |
---|---|---|---|---|
1 | 東京 (学術集会) |
田口 素子 (日本女子体育大学) |
2007 | 平成19年7月7日〜8日 |
2 | 群馬 (学術集会) |
木村 典代 (高崎健康福祉大学) |
2008 | 平成20年7月5日〜6日 |
3 | 神奈川 (学術集会) |
鈴木 志保子 (神奈川県立保健福祉大学) |
2009 | 平成21年7月11日〜12日 |
4 | 兵庫県 (学術集会) |
餅 美知子 (園田学園女子大学) |
2010 | 平成22年7月9日〜11日 |
5 | 神奈川 (総会・教育講座のみ 実施) |
中止 (神奈川県立保健福祉大学) |
2011 | 平成23年7月2日 |
6 | 岩手 (学術集会) |
吉岡 美子 (いわて県民情報交流センター) |
2012 | 平成24年7月6日〜8日 |
7 | 神奈川 (学術集会) |
亀井 明子 (神奈川県立保健福祉大学) |
2013 | 平成25年7月5日〜7日 |
8 | 東京 | 田口 素子 (早稲田大学) |
2014 | 平成26年7月11日〜13日 |
9 | 滋賀 | 海老 久美子 (立命館大学) |
2015 | 平成27年7月4日〜5日 |
10 | 愛媛 | 津田 とみ (徳島文理大学) |
2016 | 平成28年7月1日〜3日 |
11 | 東京 | 小清水 孝子 (大妻女子大学) |
2017 | 平成29年8月18日〜20日 |
12 | 京都 | 石井 好二郎 (同志社大学) |
2018 | 平成30年7月21日〜22日 |
13 | 東京 | 寺田 新 (東京大学) |
2019 | 令和元年8月23日~25日 |
14 | 宮城 | 藤井 久雄 (仙台大学) 大会長代理:長橋 雅人 (仙台大学) |
2021 | 令和3年7月3日〜12日 |
15 | 神奈川 | 柳沢 香絵 (相模女子大学) |
2022 | 令和4年8月27日~28日 オンデマンド 9月12日~30日 |
16 | 滋賀 | 石原 健吾 (龍谷大学) |
2023 | 令和5年9月9日~10日 オンデマンド 10月2日~11月13日 |
17 | 埼玉 | 香川 雅春 (女子栄養大学) |
2024 | 令和6年9月21日~22日 (予定) |
18 | 福岡 | 熊原 秀晃 (中村学園大学) |
2025 | 令和7年8月 (予定) |